第92回プリモコンサート【林峰男・宮地晴彦チェロデュオリサイタル】
巨匠・林峰男と、愛弟子・宮地晴彦との師弟競演!
スイスを拠点に、現在も精力的な活動を続けておられるチェロの巨匠、林峰男さんがプリモコンサートに初登場。今回は林さんの愛弟子であり、各地での活躍著しい宮地晴彦さんとともに、チェロ二重奏曲を中心としたプログラムをお届けいたします。
日時
- 2019年11月15日(金)19:00開演(18:30開場)
プログラム
- L.ボッケリーニ 二つのチェロのためのソナタ ハ長調 G.74
- M.マレ ラ フォリア (宮地晴彦)
- F.A.クンマー 二重奏曲 第5番 Op.156
- M.レーガー 無伴奏チェロ組曲第2番 (林峰男)
- D.ポッパー 二つのチェロのための組曲 Op.16
チケット
- 一般 4500円(当日一般5000円)
お問合せ
- プリモ芸術企画 03-6421-6917 info@primoart.jp
出演
チェロ:林峰男
幼少よりチェロを才能教育で学ぶ。桐朋学園にて斎藤秀雄氏に師事。その後、ジュネーヴ音楽院を第1位で卒業。翌年スイス・ローザンヌ室内管弦楽団のソリストとしてヨーロッパにおいてデビューを飾った。1975年、ベオグラード国際チェロ・コンクール第1位に輝く。1976年にはワシントンD.C.とニューヨークのカーネギーホールリサイタルを開き、アメリカデビューを果たした。就中、カーネギーホールのリサイタルは、ニューヨーク・タイムズが絶賛した。また翌年にはスペインで開催された「カザルス生誕百周年記念コンサート」に招待され、日本を代表するチェロ奏者として高く認知された。
スイス/ロマンド管弦楽団、ザグレブ・フィル、ロイヤルチャンバーオーケストラ、大阪フィルハーモニー交響楽団など数々のオーケストラと共演する一方、室内楽、リサイタルなど数多くの演奏会をスイスを本拠地としながら世界各国で開いている。1985年にはバッハ生誕300年を記念して「無伴奏チェロ組曲全6曲」を一夜で演奏するという画期的な演奏会企画で、全国17ヵ所・日本縦断コンサートを行い脚光を浴びた。また栃木県大谷石洞窟内で、月光を受けながら行った二夜連続の演奏会は、毎日新聞にも取り上げられ大きな反響を得た。京都・常寂光寺、東京・増上寺(開創600年記念)の本堂でリサイタルを行い、当日会場を埋め尽くした満員の聴衆に深い感動を与えた。無伴奏チェロ曲を集めたCDも欧州と日本で発売され、「レコード芸術」や「音楽の友」で高く評価され、現在でも隠れたベストセラーとなっている。1995年には、カザルスホールにおいて「デビュー20周年4日連続演奏会」を開催、ピアノの園田高弘氏との共演をはじめ、無伴奏リサイタル、オーケストラとの共演、チェロ・アンサンブルという多才な内容は、朝日新聞でも大きく取り上げられ、連日ホールを満席にした。今後の活躍も期待される日本の代表的なチェロ奏者の一人である。スイス・ローザンヌ音楽院で長年に渡り教鞭をとり現在、国際スズキメソード音楽院教授を務めるなど、後進の指導にも力を注いでいる。